ベン・ファン・ダイク ＣＤ “ファースト・ソング” Ben van Dijk CD "First Song " (2003) 「この私の第２弾のＣＤ"First Song"は、私の第１弾のＣＤ"Nana"に対して寄せられた多くの反響や感想に基づいて、コンセプトができあがってきました。多くのリスナーが私に、２枚目のＣＤを作る時にはぜひバストロンボーンのオーディションなどで演奏されるようなスタンダードのソロ曲を入れてほしいとリクエストしてきました。 　 ただ私は当初、そういったスタンダード・レパートリーの大部分はすでにいろんな奏者によって録音されていたため、このアイディアに懐疑的でした。しかし、これらの楽曲が一枚のレコードやＣＤに集約されたものは存在していないことに気が付き、構想に考えをめぐらせていくにつれて、そのコンセプト、特にその教育的な価値の部分を気に入るようになりました。 　 私自身が学生だった頃には、オーディションという大きな難関があるにもかかわらず、ガイダンスとなるようなバストロンボーンの録音資料は何ひとつとしてありませんでした。当時の先生と自分の独創力だけが頼りでした。私は自分の父親がプロ奏者で自宅で特別にコーチをしてもらうことができましたが、それは私が非常にラッキーだったのであって、ほとんどの学生にはあり得ないことでした。 　 オーディション曲を聴いて、そのレパートリーの演奏についての何らかのアイディアを得ることは、いちばん大切なことです。もちろんこれらの曲の解釈は私の個人的なものですが、長年にわたって重ねてきた経験～オーケストラ奏者として、オーディション審査員の一員として、教師としての～に基づいているものでもあります。このＣＤが今後のオーディションにおいて一役を買い、バストロンボーン音楽を収めた数々の優れたＣＤの仲間入りを果たすことを願っています。」 ベン・ファン・ダイク (Original text from his official website - www.basstrombone.nl) 1.バス・ボーンズのためのワーグナー (R.ワーグナー / arr. B.v.ダイク) 2.小協奏曲ヘ長調 (E.ザクセ) 3.セレナーデ～無伴奏チェロ組曲第５番より (J.S.バッハ) 4.メヌエット第１番・第２番～無伴奏チェロ組曲第１番より (J.S.バッハ) 5.単一楽章の協奏曲 (A.レベデフ) 6.ファースト・ソング (N.ヴァウト) 7.ニュー・オーリンズ (新規録音) (E.ボザ) 8.瞑想曲 (F. Hidas) 9.ソナタ・ブレーヴェ (W.S. Hartley) 1.Wagner for Bass Bones (Richard Wagner / arr. Ben van Dijk) 2.Concertino in F major (Ernst Sachse) 3.Sarabande from the Fifth Cello Suite (Johan Sebastian Bach) 4.Menuet 1 & 2 from the First Cello Suite (Johan Sebastian Bach) 5.Concerto in one movement (Alexander Lebedev) 6.First Song Nick Woud 7.New Orleans (new recording) (Eugene Bozza) 8.Meditation (Fr. Hidas) 9.Sonata Breve (W.S. Hartley) ※ このアイテムをお買い上げいただくと、A Song For Japanプロジェクト www.trombones.jp/ のステッカー１枚がついてきます。 これによりご購入金額のうち100円がA Song For Japanプロジェクトを通して日本赤十字社に募金されます。