
バート・ファン・リールはそのスーパープレイもさることながら、数十年にわたって技術的、身体的、頭脳的、精神的、などあらゆる側面からトロンボーン演奏の研究に熱心に取り組んでいることも特筆されます。さらに、教育者として得た経験や知識もあいまって、クリニシャンとして非常に優れた能力と広い視野を持ち、世界各地のフェスティヴァルやマスタークラスの講師として招かれ、またオランダではジャンルや楽器を超えた多くのプロ・アマ管楽器奏者たちがいまだに彼のもとを訪れてはアドヴァイスやセッションを請うています。
その彼が、誰もがトロンボーン奏者として“音楽をする”ことができるようになるために、Air(息)、Embouchure(唇)、Sliding(スライド)、Tongue(舌)などの演奏のための各パーツをCoordinate(コーディネート=協調させる、調和させる)できることが重要であることに着眼し、円満なコーディネーションを得るために必要なアイディアやトレーニング例を示したメソードを書きました。
エチュード、譜例が並んでいるだけの類のものではなく、技術的な問題を克服して音楽的な演奏ができるようになるためには何が必要か、(本人談としては「書面に著すことが危険というくらいのレベルまで思い切って踏み込んで」)細かい部分まで説明がされています。
また、巻末の「よくある問題点の解決案」も、多くの奏者の問題解決やコンディション維持のための助けになることと思います。
オランダ語・フランス語・ドイツ語・英語の各版に続いて、2005年に日本語版を出版しました。プロ・アマのトロンボーン奏者のみなさんや、若い生徒を抱える教育者のみなさんに、大いに役立つメソードです。
※ こちらは例外的に、送料無料キャンペーン中も「送料込み」の価格とさせていただいております。
※ ショップ主が日本語版の監修を担当しました。ご感想やご質問やご要望などは随時お受けいたします。お気軽にご連絡ください。
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これによりご購入金額のうち100円がA Song For Japanプロジェクトを通して日本赤十字社に募金されます。